そもそも履歴書って、仕事を探して、働くには必ず必要。でも、カナダと日本では履歴書(レジュメ)の書き方や重要とされるところが違います。
なにが正しいのか?どうやった面接まで行けるのか?そんな不安や疑問を抱えながら、私も永住権を取得してまず取り組んだのが履歴書でした。インターネットでどのように書けば良いのかを調べまくりました。最後は自分である程度書いたものを、実際に応募する前にネイティブの友人や知り合いに見てもらいました。
今回は私が準備した履歴書(レジュメ)と注意したポイントを紹介します。
ちなみに、就職時に準備したものとして1.履歴書(Resume)2.カバーレター(Cover letter)があります。今回は1.履歴書(Resume)についてです。
履歴書の書き方
日本とカナダの履歴書で大きく違うのは2つ。
1つは生年月日を記載しない 2つめは証明写真が必要ない
年齢や見た目で判断しないというところに良さを感じる一方で、実力社会であることを実感する点でもあります。
ポイント
日本のように決まった形はありません。WordやCanvaのテンプレートで自分の好みで選ぶのも◎。ちなみに、私はCanvaのResumeテンプレートで自分の好きなものを選びました。ボランティアの団体に出した際は、このデザインがユニークで素敵だねと褒められましたよ!
①個人情報
カナダの履歴書には目立つ一番上には名前が入ります。さらに連絡先として私は電話番号、e-mail等を記載しました。
ちなみに、私が最初に面接の連絡があったのは電話でしたが、メールでくることもありました。どちらでくるというのはその会社によって違いますが、どちらも書いたほうがベターかも。
②希望職種
次に②希望する職種:OBJECTIVE です。私はここで薬局アシスタントとしてのポジションを狙っていることを[A position as a pharmacy assistant]と明確に記載しました。
③〜⑤経歴
③職歴④資格⑤学歴等は日本でもおなじみですが、カナダでは新しい経歴が上に来るように記載します。日本では古い順に書きますよね、注意しましょう。
[職歴]
自分の応募するフィールド(私は薬学系)に関係のある経歴をすべて書きました。ポジションに特に関係のない経歴は書きませんでした。例えば、大学在学中のアルバイト経歴(塾講師やレジ経験)は記載しませんでしたが、大学在学時の薬学実務実習については書きました。さらにここでは、その時の職種→社名・地名・国名→タスクやプロジェクト名について記載しました。
[資格]
私は日本での薬剤師資格を記載しました。ポジションに特に関係のない資格は書かなくてOK。
[学歴]
学歴は入学年と卒業年、大学名・学部・学位の種類についてです。日本では中学や高校についても記載しますが、最終学歴等を記載すればよいと思います。
ポイント
とにかく、②Objectに合わせて関係のあることにフォーカスをおいて書くことが◎
⑥ボランティア経験
そして最後に⑥ボランティア経験。
カナダ就活の中でとても特徴的なのが[Refererence]というところです。私は、今回のリファレンスはボランティア先の上司にお願いしたので⑥の項目にまとめましたが、元職場の上司などにお願いする場合等は[Reference]で1項目作ったら良いかもしれません。
ポイント
カナダではCanadian Experienceといって、カナダでの社会経験が重要視されます。大々的な社会貢献ではなくとも、報酬を目的とせずにカナダ社会で活動したという経験を記載することはかなり大切です。私は仕事ができなかった期間に2つのボランティアをしていました。1つは、女性難民・移民のための団体で、もう一つは薬局でした。
Referenceは際はかなり親しくなっていた方に「I have a favor to ask you. Could you be my reference?」といってお願いをしました。連絡先として電話番号とメールアドレスを使用して良いかを訪ねました。
FAQ
Q. 何社応募しましたか?
A. 私はIndeedを始めとする大手就活サイトを2−3登録して履歴書とカバーレターを添付して20-30社ほどに応募しました。どれを使うか悩みますが、私は大手メインでした。日本のように転職会社という感じのところは今のところ見つけていません。
たまに、直接会社に行って履歴書を手渡すというスタイルもあることを聞きますが、私はまだコロナ禍だったこともありやりませんでした。
Q2. どういうところに応募しましたか?
A2. はじめは大手のドラッグストアを中心に応募しましたが、2週間しても全く音沙汰なし。それから中小規模のドラッグストアに応募しましたが、また1-2週間何もなし。
もう薬局で働くのは諦めようか?と思い、別の職種を探そうと思っていた矢先に知らない番号から一本の電話がかかってきました。小規模(街に3-5店舗所有するオーナーから)薬局から面接の調整の連絡でした。数日後に面接を行い、その日に内定しました。
そして、同時期に大手ドラッグストアからも連絡がありました。まだ仕事を探しているならば面接日程を調整したいと。大手ドラッグストアは連絡がくるのに時間がかかる可能性が高いということがここで分かりました。
働けるようになったとしても、焦る必要はないんですよね。焦らず、じっくりと構えるということも海外生活では必要です!