先日、生徒さんからこんな質問をいただきました。
今朝走っていて、道路標識に「shared pedestrian」とありました。
歩行者と自転車などが共有する道路という意味かな?とは思ったのですが、
「shared」ってどうして過去形になってるんだろう?と疑問に思いました。
とても素敵な気づきですね!
「shared」は過去形じゃなくて、実は形容詞!
この「shared」は、動詞のshare(共有する)の過去分詞形で、形容詞として使われています。
英語では、動詞の過去分詞形が形容詞になることがよくあるんです。
この場合、「shared pedestrian path」や「shared zone」のように、名詞を説明する役割をしているんですね。
形容詞としての過去分詞の例
このように、動詞の過去分詞が名詞を修飾して「〜された○○」「〜されている○○」という意味になるパターンは、日常英語でもよく出てきます。
- broken window(壊れた窓)
- frozen food(冷凍食品)
- damaged goods(破損した商品)
- burned toast(焦げたトースト)
- fried rice(炒めたご飯(チャーハン))
- grilled chicken( 焼かれたチキン(グリルチキン))
- boiled egg( ゆで卵(ゆでられた卵))
- used car(中古車(使われた車))
- written message(書かれたメッセージ)
- closed door(閉められたドア)
- opened envelope(開封された封筒)
- stolen bike(盗まれた自転車)
- missed call(不在着信(逃した電話))
どれも「何かの動作を受けた状態」を表していますね。
同じように、「shared pedestrian path」も、「共有されている歩行者道路」という意味で、あくまでも現在の状態を表す形容詞なのです。
まとめ
「shared」は過去形ではなく、形容詞として使われている!
表現 | 役割 | 意味 |
---|---|---|
shared pedestrian path | 形容詞 + 名詞 | 共有された歩道 |
broken window | 形容詞 + 名詞 | 壊れた窓 |
burned toast | 形容詞 + 名詞 | 焦げたトースト |
📘さいごに
英語の標識や日常表現には、こういった「動詞の形が形容詞になるパターン」がたくさん登場します。
「これは過去形?それとも形容詞?」と迷ったときは、「名詞を説明してるかどうか?」を意識してみると、スッと理解が深まりますよ◎
街中で英語に触れたときこそ、最高のアウトプットチャンスです♪