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「all」と「everything」の違いと使い分け

英語を学ぶ中でよく混乱する単語に「everything」「all」があります。

これらはどちらも「すべて」「全部」という意味で使われますが、使い方やニュアンスには違いがあります。

今回はその違いと使い分けについて、解説します。


1. 「everything」の使い方

「everything」は単体で「すべて」「全部」という意味を持つ名詞です。

この単語は文の主語や目的語になることが多く、一般的に名詞として使われます

例文

  • Everything is ready. →(全て準備ができています)
  • I ate everything. →(私は全て食べました)
  • Everything went wrong. →(すべてうまくいかなかった)

このように、「everything」は名詞として単独で使うことができ、特に「全てのもの」「すべてのこと」を指します。

「everything」単独で使うため、「of」は必要ないという点です。


2. 「all」の使い方

「all」は、基本的に「all + 名詞」の形で使われます。

つまり、「all」は何かのグループや集合体を指し、その名詞を修飾する役割を持っています。

例文

  • All the food is ready. →(全ての料理が準備できました)
  • All the students are excited. →(全ての学生が興奮しています)
  • I ate all of them. →(私はそれら全部を食べました)

「all」は必ず名詞を伴って使われ「全ての〇〇」といった形で具体的な物や人を指し示します

例えば、「all the food」や「all the students」などがその例です。「all of」を使うことで、「全ての〇〇」という意味になります。


3. 「everything」と「all」の使い分け

ここまでの説明を踏まえて、「everything」と「all」の使い分けについて整理します。

使い方 everything all
意味 すべて(名詞として単独で使う) 名詞を修飾する形で使う(「all + 名詞」)
使い方 名詞単体で「全て」 必ず名詞と一緒に使う(「all + 名詞」)
Everything is ready. All the food is ready.

4. よくある間違い

初心者の方がよく犯しがちな間違いとして、「everything」と「all」の使い方を混同してしまうことがあります。以下の例を見てみましょう:

  • × I ate all. → I ate everything.
  • ×Everything the food is ready. → ◉All the food is ready.

「all」の後に名詞が来ていない場合は、「everything」が正しい形です。 また、「everything」は名詞を伴わないため、「all + 名詞」の形にする必要があります。


5. 「everything」と「all」の応用例

実際の会話では、これらの表現を使い分けることが大切です。日常的に使える例文をいくつか紹介します。

  • I’m ready for everything. →(私は全てのことに準備ができています)
  • He ate all the pizza. →(彼は全てのピザを食べました)
  • Everything will be fine. →(すべてうまくいくでしょう)

📘 まとめ

everythingは単独で使われる名詞で、「すべて」を指します。

allは、必ず名詞と一緒に使い、「全ての〇〇」という意味を持ちます。「everything」は抽象的な「全て」、「all」は具体的な名詞に関して「全て」を示すことが多いです。

この違いをしっかりと理解し、使い分けることで英語の表現力が向上します!日常会話で自然に使えるように、ぜひ繰り返し練習してみましょう。

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