注意ポイント
私がファミリークラス永住権を申請したのは2021年9月です。カナダ移民局は数ヶ月単位でポリシーが変わったり、提出物が変更したりするので、最新の情報は常にご自身で確認してください。当ブログは参考までにご拝読ください。
申請者が準備すべき書類 Supporting Documents for Sponsored Persons(申請者)の書類についてです。
自分の今までの歴史や、2人の歴史を振り返る良い機会にもなりますが、準備するものがとても沢山あるので、焦らずに余裕を持って進めていきましょう!
IDENTITY DOCUMENTS, TRAVEL DOCUMENTS AND PASSPORT
ここでは、IDの提出として基本的にはパスポートの必要部分のコピーの提出になります。最新のパスポートが必要です。さらに、表紙や裏表紙などは必要なく、写真や有効期限などが書かれたページのコピーを添付します。
カナダに在住している場合は、カナダに入国した際の入国スタンプのページも忘れずに。さらに、過去にカナダに来たときの入国スタンプのページも必要ですので、現パスポートだけではなく過去のパスポートも入れる必要がある可能性もあります。その他、特殊な場合もあるのでここはしっかりと読みましょう。
私はカナダ在住で、過去に数回カナダに出入国した記録があったので、最新のパスポートを含めた3冊のパスポートの顔写真ページのコピーと、それぞれの出入国のスタンプのページをコピーして添付しました。
2つ目のボックスでは、カナダに住んでいる場合は、有効なステータスを示す書類の添付が必要です。
私は、カナダ入国時は日本人特権のパスポートとeTAのみでの観光ビザでした。入国後すぐに観光ビザの延長のためにVisitor Recordを申請しました。永住権申請時点でまだ正式なVisitor Recordが届いていませんでしたので、Visitor Recordの申請の領収書のコピーを添付しました。返却された2度目は、Visitor Recordそのもののコピーを添付しました。Visitor Recordは手元に届くまでに時間がかかるので、早めに申請することをお勧めします
3つ目のボックスは、出生証明書の提出です(もしあれば)。これは、日本領事館・大使館で出生証明書を発行してもらうことができます。私は、結婚書類手続きをした際に、出生証明書を発行してもらったのでそれを提出しました。私は結婚して苗字が変わっていて、出生証明書は旧姓の時に発行してもらいましたが、そのまま提出しています。その理由は、今回提出する書類で私の旧姓もしっかりと報告しているからです。ないよりはあったほうが良いかと思い、提出しました。
4つ目のボックスは、意外と迷うところの一つではと思います。日本には国民IDカードというものはありません。また、family bookletは内容は戸籍謄本と同じと思われますが、日本はすでに追加書類として戸籍謄本のコピーが求められており、そこで提出していますので、ここではNeither of the above applies to meにチェックしました。
CIVIL STATUS DOCUMENTS
ここでは、結婚証明書を提出します。最初のCurrent Relationshipの部分で、結婚証明書の提出にチェックします。これは、紙媒体での提出の場合は、コピーではなくて原本です。オンラインの場合はスキャンでいいので楽でした。Previous Relationshipdでは、申請者の過去の結婚歴や申請したことがあるかについて聞かれます。
私たちは、デンマークで結婚したのでデンマークで発行された結婚証明書を提出しました。
ADDITIONAL INFORMATION ABOUT CHILDREN
子供がいる場合はここでチェックする必要があります。私たちには子供はいませんでしたので、紙媒体ではボックスの横にN/Aと記載、オンラインの場合は空欄にしました。
POLICE CERTIFICATES AND CLEARANCES
警察証明の提出です。私は18歳以降の人生のほとんどを日本で過ごしましたので、日本と記載。
もし、ほとんどを日本で過ごしたけれど現在は日本・カナダ以外の場所に6か月以上住んでいる場合は、最初のボックスにもチェックを入れて警察証明も取得する可能性があります。
カナダの警察証明については、私は初めに申請をしたときはカナダに入国後6か月経っていなかったのでチェックしませんでしたが、再提出したときは6か月経っていたのでチェックを入れました。
日本からの警察証明は、茶封筒に入っており“開封無効”となっています。ペーパーで出すときは特に問題ありませんでしたが、オンラインで提出した時は、
①開けたら無効になること
②必要だったら追加書類として送る準備はできていること
③指示を仰ぎたい
旨のExplanation letterをつけて、茶封筒の裏表をスキャンしてPDFファイルにして送りました。
*追加書類の要請があるかはまだ分かりません(2022.3現在)
予想通り、追加申請の要請がありました。そして、オンライン申請の場合は警察証明は開封してOKということを見つけました。そのことに関する詳しい記事はこちらを御覧ください➡こちら(2023.1追記)
PHOTOS
規定の証明写真が2枚必要です。オンラインで提出した時も証明写真をちゃんとしたお店で撮ってもらい、それをスキャンして提出しました。
MEDICAL EXAMINATION
移民用の健康診断を過去12か月以内にしている場合はここに記載します。したことがなければ、何も記載する必要はありません。私はチェックだけして空欄にしました。
PROOF OF RELATIONSHIP TO SPONSOR
ここでは申請者とスポンサーとの関係について説明します。ここで集める書類は2人の思い出を振り返ることのできる良い思い出にもなりますが、集める書類がたくさんあるので、とても大変でもあります。できるだけ時間に余裕を持って準備をしたいものです。
私達は、4つのうち3つとして提出しました。
1. 私達は、結婚してすぐに銀行でジョイント・バンクアカウントを作成、さらに、クレジットカードの家族カードも作りました。これらの証明をProof of Joint Utilityとして提出しました。
2. Visitor Visaでの滞在中でもちろん州の運転免許はありませんでした。しかし、私達の住むアルバータ州では、ビジターであっても州保険への加入が認められています。これは、Spouseとしての登録となりました。Health Care Cardが自宅に送られてきたときの手紙を取っておいたので、それをGovernment Issued documentsとして提出しました。
3. 最後に、ジョイントでなくても良いとのことで、それぞれ別契約しているけれど同じ住所を表している携帯電話の契約明細、それぞれの個別で持っている銀行口座の証明(同じ住所)などを提出しました。
とにかく、合っているかわからないけれど該当しそうなものはすべて入れました。
上記の質問で4つ全てにチェックがつかなかった場合は、次の書類を提出する必要があります。
最初のものは、結婚式や2人の関係を証明できる写真を最大20枚までです。私達は、交際期間が約5年間を含めた交際当初から結婚式、カナダ入国後の生活の写真までを約18枚入れました。それぞれの写真の裏に申請者である私の氏名と生年月日を記載し、それぞれの写真に写っている人やシチュエーションをざっくりとした説明文を入れました。ここで気をつけたのは、できるだけ2人ばかりではなく、友人や家族と写っている写真を選んだことです。
2つ目のボックスでは、4つのうちすくなくとも2つを提出する必要がありました。私達が提出したのはうち3つです。
1.これは、先程の部分でもかぶりましたが、記載にあったので、夫のbenefitに入っているという証明を改めて出しました。
2. こちらも、先程とかぶりましたが、ジョイントバンクアカウントの明細を提出しました。
3. 夫が大変良くしてもらっている友人と、私の姉に私達の関係についての手紙を書いてもらったので、A4 or LetterサイズのPDFにし、それを提出しました。また、結婚式はコロナ禍で2人のみでしたが、お知らせと日々の感謝の気持ちを伝えるために家族や親戚・友人に作ったThank you Cardや、お祝いでもらったカードやお手紙などもここでスキャンして送りました。