今回は、デンマークでの結婚で、日本人妻とカナダ人夫の私達が準備した書類についてお話します。
私がものすごく驚いたのは、必要書類が非常に少ないこと。そして、オンラインで全てが完結したと言うことでした。原本を提出しろと言うのは一つもありませんでした。
これが初婚同士の私たちが必要だった書類でした。
結婚宣言書〜Declarations of marriage
これは、11ページに及ぶPDF書類で、新郎新婦それぞれの個人情報を書く必要があります。
・名前、居住地、メールアドレス、電話番号等
・国籍、性別、出生国、出生街
・結婚歴の有無、子供の有無
・2人の出会い(初めての出会い、オンラインか、実際に会ったことがあるか、共通言語等)
一部割愛していますが、このようなことをそれぞれが記入します。
私達は現地デンマークのプランナーさんにすべて委託したので、書類の準備→添削→提出までを手伝ってもらったので、ストレスなく行えました。やりとりは全て英語でした。
プランナーさんとのちょっとしたやりとりや写真の送付ははWhatsAppで、書類のやりとりはメールでした。
代理委任状〜Power of attorney
私達は、デンマークのウェディングプランナーを介してすべての手続を行いました。
『代理人にすべての手続を委任しています』という宣言書に新郎新婦それぞれが直筆のサインしました。
この書類も、プランナーさんが用意してくれました。
私達は日本とカナダ、それぞれ違う場所にいましたが、
【私が署名→スキャン→彼にメール送信→彼が署名→スキャン→プランナーさんに送付】
という形をとりました。
しかし、ここで問題が発生!
一度提出後に政府側が私達の署名が鮮明でないとの注意を受けました...合成みたいだと。はい、その通りですが。。。
そのため、署名ページにそれぞれの署名をすることにしました。
パスポートのコピー〜Passport copy
それぞれのパスポートの表紙を含めた全てのページのコピー(写真でOK)が必要でした。
・2ページ分が1つの写真に収まるようにする
・パスポートは、デンマーク滞在から少なくとも3ヶ月は有効期限が必要
2人の関係が本物だと証明する写真〜Pictures to proof that relationship is real
私達が2人で撮った写真を日付入で10〜12枚送りました。
これは、犯罪や偽装結婚を防ぐために2人が本当に付き合っているということを証明するためのものです。国際結婚での様々な手続きで、よくあることかもしれません。
2人が写っている写真があれば、SNS等(FacebookやInstagramなど)での写真でもいいと言われましたが、
私達は交際写真をSNSにアップしていないので、プライベートな写真を日付がわかる形で提出しました。
※iPhoneの写真の上の日付と時間が表示されるものをスクリーンショットで撮って、WhatAppでプランナーさんに送りました。
ここまでは、2人で準備する必要があった書類で、ほぼすべてプランナーさんが準備してくれて、チェックしてくれるので、心配ありませんでした。
ここからは、それぞれが準備しなければいけない書類です。
日本人が準備するもの
戸籍謄本の写し(翻訳、アポスティーユが必要)〜 A copy from the family register
※これについては、少し複雑で、長くなるので、別記事にしました。
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アポスティーユで迷ったら
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カナダ人が準備するもの
独身宣言書~single status affidavit
これは、Notary publicというカナダの公証役場のようなところで、『独身です』という宣言をするものを証明してもらう書類です。
カナダでは、これをオタワの外務省によって法的に有効なものだと認めてもらうステップを経ることもあるそうですが、デンマークではここまでは必要ないとのこと(プランナーさんによると)で、彼の方の書類は比較的簡単でした。
これらが、私達が準備したすべての書類です。
デンマークは、電子化が進んでいる国です。
国連の経済社会局(UNDESA)が2020年7月10日に発表した、国連加盟193カ国を対象とした電子政府の調査結果をまとめた「世界電子政府ランキング」で、デンマークは第1位でした。
そのくらい、データ社会が進んでいるのです。
これらの書類をすべてデータとして送り、それが受理~accept されれば家庭裁判所からの結婚許可証が送られてくる仕組みです。
この結婚許可証はデンマーク国内のプランナーさんの元に送られます。
その受理から4ヶ月以内に結婚式を行う必要があります。